国柄による見解の違い
国柄によって同一に見える事柄でも、全く表現方法が変わってしまう場合もあります。
例えば、「首」ですが、日本における首とは、頭と胴体をつないでいる部分と言う認識で間違いはないのですが、頭を含めた首から上全体を指すこともあります。
「首を振る」と言う表現もありますが、厳密に言うと降っているのは頭ですし、「首なし死体」とは、首から上が無い死体の事を指し、「頭なし死体」とは言わない事からも分かると思いますし、これが英文ですと、「a headless body.」となります。
さらに中国等では、日本以上に上記の様な表現を使う事があり、「首飾」と言う言葉があるのですが、これは、「ネックレス」の事を指すのではなく、日本で言うところの、「髪飾り」の事を言うそうなのです。
ですから、翻訳会社などは、これらの事を翻訳する場合には注意が必要と言えるでしょうが、「頭と体を繋ぐ部分」の様な持って回った言い方をしろと言っているのではなく、状況を考え、適した翻訳をする事に気をつけなければいけないと言いたいのです。
スラングの翻訳
スラングとは比喩表現の様なものであり、どの国もあるものですし、自分が気づかない内に使ってしまっている場合もあるので注意が必要とされます。
有名なところでは、日本のアニメは世界的に評価されているので、翻訳され世界的に公開されているものがあります。
日本でも大ヒットしている「ポケットモンスター」は、アメリカなどでも大ヒットして公開されていますが、タイトルは、日本でも馴染みのあるポケモンをそのまま英文にした「Pokemon」となっています。
この理由として、アメリカのスラングで、「Pocket monster」とは、男性器の事を指す場合がある為とも言われています。
この様に、翻訳会社などは、翻訳する際にネガティブなスラングに当てはまっているのかなども気をつけなければいけないのです。
スラングとは違いますが、ある日本人の観光客が、アメリカの喫茶店に入った時にコーヒーを頼み、あまりの苦味に、「苦っ」と口走ってしまったそうなのですが、気づくとアフリカ系のアメリカ人に囲まれてしまったそうです。
実は、アフリカ家のアメリカ人を卑下する表現に「nigger」と言うものがあり、発音が似ていた為に勘違いされてしまい、怒りをかってしまった様です。(その後説明をして事無きを得たそうですが)
自分が日常的に使っている言葉や英文でも、思いもよらない意味を含んでいる場合もあるので、注意が必要と言えるのではないでしょうか。