ファンタジーの翻訳
小説と言っても様々なジャンルがあり、ノンフィクションからサスペンスに、ラブロマンスや冒険活劇と上げ始めるキリがありません。
しかし、そう言ったジャンルの中でも、翻訳させるのが難しいと言った目線では、ファンタジーが上げられるのではないでしょうか。
ファンタジーとは、空想とか幻想と言った意味もありますが、小説などのジャンルとしては、形に囚われない非現実的なストーリーを特徴としたものを指します。
そして、現実では有り得ない生物や事柄が出てきますので、文章から場面を読み取る事が大変難しい事もあり、表現方法も独特なものが多いので、母国語でも読み取る事が難しい場合もありますし、翻訳するとなると更に難易度が高く、翻訳会社や翻訳家泣かせと言って良いのではないでしょうか。
例えば、小説の中に「虎」が登場するのであれば、「虎」とは大概の人間が形を知っているので、「虎が吠えている」と書くだけでも情景を想像する事ができますが、空想上の生物を登場させると、まず形の表現から入らなければいけないので、「鋭い牙を持ち、体には黒と茶の斑柄がところ構わず走っていて、その目は暗闇の中でも光り輝いていた」の様に、読者に想像させる為に、説明の様な文章を作らなければいけません。
そして、偏見かもしれませんが、ファンタジーの作者は少し変わった人物が多いので、表現方法も特殊な場合も多く、やはり、翻訳会社や翻訳家は色々気をつけて翻訳しなければいけないでしょう。
間違いやすい翻訳
日本に伝わって来ている言葉などで、間違った意味で使われている言葉は多々あります。
例えば、「フレンチキス」とは、唇どうしを軽く触れ合わすだけの、軽い接吻の様に勘違いされがちですが、実は、舌や唾液を絡めあう濃厚なキスの事を指し、世に言う「ディープキス」と同義語なのです。(前記した様な軽いキスの事はソフトキスと言います)
これらを勘違いしがちなのは、フレンチと言った表現自体を日本人が勘違いしているからだと推測され、元々フレンチとは、フランスのものとか、フランス風と言った意味なのですが、フレンチサラダなどのイメージから、「フレンチ」と言った言葉を「軽い」と勘違いしているのではないでしょうか。
私が以前、映画を見に行った時に、フレンチキスと言った表現が使われていたのですが、その映画内でも、ソフトキスと間違って使用していました。
日本語の字幕で、「フレンチキス」と出ていましたが、役者はその様な事を言っていなかったので、翻訳会社か翻訳家が間違っていた事になります。
一般の方なら理解も出来るのですが、翻訳を生業としているものがその様な間違いを犯すのはあってはいけない事ではないでしょうか。