翻訳と専門用語
翻訳をする際に気をつけなければいけない事として、職業ごとの、専門用語が上げられると思います。
日本の職業でも専門用語とは沢山存在していて、例えば、「default」と言う言葉は、債務不履行と言う意味をもっているが、コンピューター用語としては、何も設定されていない初期状態の事を指す事がありますし、「天丼」とは、ご存知日本の伝統的な食べ物で、丼にご飯をよそい天ぷらをのせて食べる日本食の事を指しますが、お笑い芸人などの業界用語では、同じ事を何度も言い、笑いをとる手法を指します。
更には、「Beginner」とは、初心者とか、不慣れな者と言った意味になりますが、舞台役者などの業界用語で、幕が上がった時点で舞台に立っている演者の事を指す事もあるそうですし、警察の専門用語では、容疑者の事を、「ホシ」と言ったりと、職業ごとの専門用語を上げていくとキリがありませんし、専門用語が多い様な職業についている人物などは、自らの職業の専門用語でさせ、全て把握できていないほどです。
この様に、業界用語とは、本来の意味とは全く違う意味をもつ言葉や、実際に存在しない造語を使ったりしているので、翻訳会社や翻訳家は、その言葉がどの様な状況で使われているかを理解して、聞き手や読者に分かる様に翻訳しなければいけません。
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俗語の翻訳
日本の文章でも英文でも、俗語の様に比喩表現を使う文章がありますが、ポジティブな意味なのに、ネガティブな表現方法を使ったりする事もあるのです。
例えば、日本語であれば、「私の心は撃ちぬかれた」と言う文章は、撃ちぬかれたと言うネガティブな表現を使っているのに、意味合いとしては、核心をつかれた時や恋に落ちたときなどにも使います。
更に英文ですと、「It kills me」と言う表現があり、これは普通に翻訳すると、「私は殺される」と翻訳してしまいそうですが、意味合いとしては、「素敵だ」と表現する場合もあるそうで、「素敵すぎて死んでしまう」と言う読み取り方だそうです。
確かに、日本でも同じような表現をする事もありますが、「死ぬ」と「kill」の様な言葉を比喩として使うのは、昔では考えられなかったのではないでしょうか。
最近では、「美味しい」とか「素晴らしい」とかの事を「ヤバい」と表現する若者も増えてきましたが、アナーキーな考え方の様に、ネガティブな表現を使いたがるのは若者の性なのでしょうか。
なんにせよ、翻訳家や翻訳会社などは、ネガティブな表現に騙されずに、本来の意味を取り違えない様に翻訳する事が大事と言えると思います。